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体感音響とは?

体感音響システム

身体は水に満たされた皮袋のようであると言われます。水袋をスピーカーの上においてスピーカーを再生すると音の振動は水袋のどの部分でも感じることが出来ます。その音波は水を通して、袋の表面に運動エネルギーとして伝わり、袋の中の水全体が振動していることを意味します。もし、人間が皮袋の環境の中に置かれた場合、音は水と同じ現象のように体を通して移動し、身体の表面に振動を感じます。身体のすべての細胞は体を通して移動する音波により振動を感じ、体内マッサージを受けていると考えられます。従来の伝統的手法では影響が及ばないからだの臓器である神経線維、分泌線、肺、心臓、血管、脳組織が音波振動に触れ、反応し影響をあたえます。
胎児の発育において母親の胎内が最適な環境といわれる羊水の中で母親の声や体感を伴う振動を身体表面全体に音振動として伝達し、胎児の内部細胞に伝達されていると言われています。このような環境に誰もが育ったことから、成人になったときも、胎児期の環境を記憶に持ち続けるものと言われています。(Olav Skille Ph.D.の振動音響定義より)
当社に来られる身体障害児、健常者の1歳から3歳のお子さんが音楽振動を受けると誰もが柔和な顔つきになります。このことがまさしく母親の胎内の環境下におかれ、体感振動を通してリラクゼーションを感受するのではないかと考えられます。成人は音楽を通常、耳で聞きますが音楽のメロディ・リズムなどと共に振動を身体に感じると、音楽の持つ要素である「感動感・恍惚感・リラクゼーション」を感じるのは前述したことの延長線上にあるとされています。


体感振動について

体感音響はよくバイブレーターと間違えられます。バイブレーターは物理的な振動でモーターなどを使用して振動を作り、筋肉などをマッサージする用途に使われています。体感音響はよくこのような電動式マッサージ機と間違えられますが、このような機能は物理的振動のみで振動に情報内容(振動情報)がありません。この違いが体感音響との差です。


体感音響は音楽の場合は音楽が持つ、メロディー・リズム・ハーモニーなどが身体に振動として伝わり、感動感、陶酔感をもたらします。ライブの演奏会のDVD鑑賞時は観客と一体感になるような錯覚に陥るほどの楽しいひと時を覚えます。特にライブ感覚に没入します。またその他の特徴としてリラクゼーション効果と共に身体生理に効果や改善を指摘されています(前記、振動音響定義より)。以上の効果からリラクゼーションチェア、ベッド、ベッドマットに体感音響が活用されています。欧米では振動音響療法が行われており、各種の病気の改善報告がなされています。また、養護学校や聴覚障害者の音楽聴取に使用されています。電子ピアノに体感音響が搭載され、アコースティックピアノを引く感覚と同じように、音色、触振動感覚の性能を具備した製品として開発されました。

体感音響は音楽以外の外的音である自動車・航空機・船舶などのエンジン音・クラクション・汽笛や地震・泥流・噴火などを振動として椅子や床などに伝えることにより、実動感・実在感などの実際の現場にいるような臨場感を味わえることが出来ます。以上の効果が認識され、各種の運転シミュレーション機器や万国博覧会、科学技術館などの文化施設、アミューズメントシステムなどに導入されています。

当社の技術ノウハウとバイブロトランスデューサ

普段、聴きなれているCDやDVDなどの音響信号を振動として使用しますと、期待した振動感を得られる場合や逆に、低音成分が少ない場合は期待するほどの振動感を得ることが出来なかったり、不自然さを感じることがあります。


高い周波数は身体に振動として伝わることが少なからず無い事は今までの経験上、知り得ています。例えば、バイオリンやフルートなどの高い周波数帯の音色などがそれに当たります。

音楽以外の実際(効果)音の場合
実際(効果)音が振動する音として十分な低域成分が含まれていない場合は、身体に振動を感じたりないことが間々あります。また逆に振動しない音に低域成分が含まれていると、身体に振動を受け不自然さを伴ってしまいます。
また、映画館などの劇場椅子に装着した体感音響機器で映画を鑑賞した経験では、振動を必要としないシーンや男優の低い声が椅子に伝わりドラマを壊してしまう恐れがあります。
当社では以上の経験を踏まえ、十分な振動効果と逆効果を解決する振動音楽と振動効果システムを開発いたしました。
更に、振動を再生するバイブロトランスディーサは、今まで不可能とされていた超低域の16Hzから再生可能製品を4機種(Vt7/Vp6/Vp4/Vp2)開発いたしました

1. 振動音楽について
市販されているCDなどの音楽ソフトには当然のことながら、体感振動を考慮した音楽はありませんでした。当社では身体に感じる振動を加味することを前提とした音楽を開発しています。リズム・メロディー・ハーモニーで構成される旋律の中の周波数を組合わせ、身体に優美な振動を付与します。
ノルウェーの振動音響療法の世界的権威者であるオラブ・スキレ博士(Olav Skille Ph.D.)が開発したVAT(VibroationAcoustic Therapy/振動音響療法)は振動周波数(40〜86Hz / ISVA Congress 2008より)を上記のように周波数を組合わせ、医療関連で北欧を中心に世界各国に展開しております。ハード面ではノルウェーのガイア・ケア社(GaiaCare AS)から当社のVISIC®ベッドパッドが販売されています。
当社バイブロトランスデューサは振動音響療法に効果的な振動を得られることから、オラブ・スキレ博士より高い評価を受けております。

2. 振動効果システム(Vibro-Effect System)について
映画やDVD音楽以外の実際(効果)音である自動車・航空機・船舶などのエンジン音や地震・泥流・噴火などの振動を必要とする場面で通常録音されている音に更に振動する周波数を加えることにより、実動感・実在感・緊迫した情景の醸成を再現します。既成のソフトに上記振動を付与することが可能です。また、従来はマイクで録音されていた音源を使用しますと十分な効果を発揮することができない場合もありましたが、新開発いたしました振動効果システム(Vibro-Effect System)は振動ピックアップで録音した周波数を使用した音源(振動源)では、実際、本物の体感振動を再生することが可能となりました。このシステムは特許を取得しております。


以上、振動音楽・振動効果を合わせた体感音響の名称として、
当社ではVISIC®(バイジック®=体感音響)と呼んでいます。


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